令和2年11月1日
このたび、公益財団法人JKA様より、2020年度競輪の公益資金による補助金の交付を受け下記の事業を完了いたしました。
ここに事業完了のご報告を申し上げますと共に、公益財団法人JKA様をはじめ、ご協力を賜りました関係者の皆様に謹んで感謝の意を表します。
記
社会福祉法人 恵 徳 会
理事長 沼 山 助 直
当法人が運営している「グループホーム支援センターけやき」(共同生活援助事業)には利用者送迎用の車両がなく、利用者が買物や外出をする際は、バックアップ施設の車両を借用し外出しているのが現状で、状況によっては借用できない場合もありました。
また、過疎化による地域商店の減少と大型ショッピングセンターの郊外移転により買物に要する移動の問題や、公共交通機関の便数削減等の状況を背景に、外出手段に関する課題やニーズを抱えたケースが急増しています。
上記の課題克服のため、送迎用車両を配備することによって、当法人の理念である「人が人らしく安全で安心な質の高い快適な生活の実現と地域共生社会の実現に向けての取り組み」の達成にも大きく貢献できると共に、外出手段に関する課題の克服に大きく前進できること。
障害があっても障害のない人と同じように地域で暮らすことの大切さや、利用者の生活の質の向上、ニーズの掘り起こし、利用者の最大限の利益の追求にも貢献し、今後の社会福祉の増進に寄与することを目的とし、地域の社会福祉の向上に貢献できる施設でありたいと考えております。
本事業における目指す姿については、以下のとおりです。
利用者送迎用車両(移送車4〔特別装備なし〕)1台を新たに整備いたしました。
この車両については、「グループホーム支援センターけやき」利用者の買い物や外出等における送迎を目的とし、令和2年9月11日に納車され、当法人の障害者グループホーム入居者14名の貴重な移動手段として利用しております。
車両の詳細については、以下のとおりです。
本事業を実施することにより、バックアップ施設の状況を考慮することなく、時間的に余裕のある外出計画を作成し、今まで体験できなかったことに挑戦できる機会を提供し、体験の幅を大きく広げ、「グループホーム支援センターけやき」入居者すべての要望を一つでも多く実現することを目標としております。
具体的な取り組みについては、以下のとおりです。
本事業完了後に予想される効果については、利用者の買い物や外出といった体験による目標意識の高まりと、日常生活の意欲の向上です。
また、利用者のニーズに沿った環境の実現への取り組みにより、利用者の最大限の利益の追求に貢献できると共に、社会福祉の増進に寄与することができると考えております。
令和2年4月、公益財団法人JKA様より2020年度競輪公益資金による体育事業その他の公益の増進を目的とする事業に関する補助金の交付決定を受け(福)恵徳会「グループホーム支援センターけやき」は、利用者送迎用車両の導入を決定いたしました。
本財団は、自転車競技法に基づく競輪振興法人、小型自動車競走法に基づくオートレース振興法人として、競輪・オートレースの収益を広く社会に還元し、社会貢献を果たすため、地方自治体が施行する競輪・オートレースの売上げの一部により、機械振興と公益事業振興に対する補助を行います。
2020年度の補助事業にあたっては、機械・公益事業のそれぞれの分野において、これまで取組んできた補助事業の成果・効果、また自転車活用推進計画の閣議決定やギャンブル等依存症対策基本法成立に伴うギャンブル等依存症対策への社会的な要請、更には2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピック実施による国民のスポーツへの意識の高まり及びスポーツ界が抱える諸問題への対応、更には近年急速に進行する少子高齢化と人材不足の深刻化など、こうした社会環境の変化を踏まえ、「チャレンジ」「チェンジ」をキーワードに、さまざまな社会的課題を解決するための取組みを積極的に支援します。
※公益財団法人JKA 2020年度 補助方針 参照